対立構造の危うさ

ツイッターのトレンドで見かけた記事について
すぎやまこういち 今の日本は「日本軍vs反日軍の内戦状態」|NEWSポストセブン

トレンドが香ばしいと思ったらすぎやま大先生かー。安易に単純化した対立構造つくるのはよくないとおもいます

地方と都市もそうだけど境界はもっと曖昧なはずで、その曖昧な部分に多くの改善の余地があると思う

二極化が進めば改善の余地が縮小していき、集団を破滅へと導く

ちょうど地方と都市について考えてたから蛇足がくっついてるけど。分類するための枠を設けるのは良いと思うものの、対立構造にするのはよくないんじゃないって話で。一つの対立構造でまとめ上げるのはとてもわかり易く、それ故に人気が出るものなんだけどもさ。内部には程度の差や更に細かい様々な項目があり、またそれが刻一刻と変動する。とても複雑でわかりにくいけど、その多様性が意見をより良いものにする切欠だと思う。対立構造を作るとこっち側かあっち側かという2つの項目しか存在しないかのように扱われてしまい、曖昧な意見は話にならんてことで存在しない扱いになり、延々自分達の正しさと相手の誤りを指摘する理屈をこねまわし、溝は深まるばかり、ということになりかねず。
世の中の複雑さは人間の処理能力を軽く超えているはずで、だからこそ単純化した理解を求めてしまうのだろうけど。